絵の好きな方なら、何度か展覧会に行った事があるでしょう。好きな画家の展覧会はもちろん、興味のある展覧会、招待された展覧会、ふらっと立ち寄った展覧会、いろいろだと思います。
二科展のような権威ある(−と言われている)展覧会でも、つまらない作品ばかりで、まいったな、入場料返せよ、と思ったり、逆にふらっと立ち寄った展覧会で、すごい作品に出会えたり・・・。
人それぞれの楽しみ方があるとおもいますが、私が気になっている展覧会があります。
それは、障害者の作品を集めた展覧会です。
残念ながら私は、障害者の展覧会でいいなと思う作品に出会った事がほとんどありません。
作品の質よりも、障害の重さや障害を乗り越えて描いた事にスポットがあてられ、いまだに足で描いた事や、口で描いた事が重視される・・・。
作品そのものの良し悪しが問われる事なく、ひたすらハンディを乗り越えたことに感動を強要(−としか思えない)しているのです。 アートバンクは、事業の性格上、障害者の展覧会に招待される事が多いのですが、私たちは、作品そのものを評価したいと思っています。
それが、作家への礼儀だと思っています。 先日、とても楽しい展覧会にご招待して頂きました。 「不思議な星の物語」という、絵やオブジェクトアートの展覧会です。アートバンクにも登録されている工房絵(こうぼうかい)さんからも、アーティストが出展していました。
ここに出展されている作品の多くは、知的障害の方たちとアーティストのコラボレーション・ワークによって生み出された物です。 会場全体に元気いっぱいのエネルギーが満ちていて、所狭しと並べられた数々の作品からも元気のオーラがでていました。
たくさんのアーティストたちが協力する事で、ひとつの世界を創り出す。そんな感じの展覧会でした。 じっくりと気に入った作品をながめるも良し、会場全体の雰囲気を楽しむも良し、展覧会の見方もいろいろですが、宣伝文句や権威に踊らされることなく、自分の感じた事を大事にして見る事をお勧めします。
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