題字「星」149

私の教え子の一人に亮君とゆうダウン症の子供がおります。6年生ですがまだ片ことしか話せず虚弱児タイプのひ弱な子供です。ある日のこと、私の友達の友達で西平さんとゆうやさしく美しい女性が教室を訪れました。亮君は西平さんを一目見て気にいり一緒に絵を描こうと誘いました。その内に亮君、新聞紙の切れハシに「西平さん好きヨ」と書いて彼女に手渡したのでした。感激した西平さんはその紙切れを大切に持って東京へ帰りました。それから数日後、亮君にラブレター?が届きました。亮君は満面笑みをたたえて西平さんの便りを胸に抱いたのでした。やさしさと美しさのよくわかる亮君は立派な男性です。私はほほえましい思いで亮君を見つめ、西平さんのやさしさに感動したのでした。

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