題字「星」151

姿が見えはじめると、ウーと、うなり、見えなくなるまで吠え続ける。私と犬との初対面の様子です。

出合いが重なると、やがて尾をふり、次にはじゃれつき、やがて膝の上に上がってくる。そしていつの間にか電動車椅子の音を聞きつけただけで、家の中にいる犬まで吠えたてて、車椅子に乗せてくれとさわぎたてるのです。

猫はそしらぬ顔で行きすぎ、鳥は当然、車椅子に近づかず、最初吠えられても友人になってくれるのは、やはり犬。人間がホラ穴生活の頃から一緒に生きてきた犬を思えば愛しさがわくのも当然といえそうです。

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