題字「星」158

生後まもなく身体の自由を失って、寝たきりの人生をよぎなくされている人がおります。未就学の人ですから井の中の蛙で世の中の動きは知らないだろうと思われがちですがマスコミの発達した現在です、彼はいっぱしの教養人であり、知識人なのです。又、詩を書くために字を覚え、言葉を学びました。自分のことばで生の意味や社会や文明について考え表現したのでした。目は外へも向けられ、スモックの都市と機械文明への呪ろいも詩ったのでした。

我が人生を自ら智慧だし、開発していくこの人は不幸を乗りきる果敢な生きかたを示してくれていると思うのです。

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