題字「星」282

平穏無事で平和な人生に詩は誕生しないものだと思います。 悲しみや忍耐が胸に募った障害児こそ、芸術に最も近い位置にいるのかもしれません。 そのような人生は表現すれば即、それはそれは、もう、立派な芸術に変貌するかもしれないのです。信実は大切と、思います。悲しみでも良いし、苦しみでも良い、芸術にその信実があれば表現がちがっても感動を与えるものだと思います。 障害児が鑑賞者として最初にふれる芸術、それはマンガでも可です。 辛い人生があるとより良い作品を求めざるをえなくなるものです。 秀れた作品で 感動に酔いしれたいし・・・・
沈んだ心も感動で晴天となるものです。
そこに救いと慰めをみいだせるものです。
障害児の障害になるものは、外でもない周囲の人々の心ではないでしょうか。
しいたげられ、妨げられた人生が他にない個性や人間をつくります。又、ハングリー精神を育みます。 こうして誕生した障害者の芸術に忍耐と努力に対する評価でなく、お金に変わる価値観と芸術性を認めてあげたいものです。

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