題字「星」296

地球の体温が上がりました。 便利で楽な生活指向で自動車がふえ続け、電気やガスを使いすぎ地球は病気になりました。歩き始めた赤ちゃんが顔中笑いにして、私の前を横切りました。歩けることがうれしくてたまらず、一歩でも二歩でも遠くへ行こうとしています。 歩ける人にはささやかな一歩ですが、赤ちゃんや私には偉大な一歩に思えます。
1級障害者の私たちは、大量生産に荷担できたわけでなく、大量消費する程、物とて無く、大量破棄された物を頂戴して役だてたい人種で、思えば地球に無害のやさしい生物でした。
現在も開発途上国の人達のように電気消し魔で通っている私です。
障害者にも便利で楽な生活は、絶対にいけません。歩けないことは運動不足で即、習慣病が待っています。あえぎながらでも動きましょう。健康な人達には、なおさら便利な生活を見直してほしい。空気と水と大地を地球の資源をむだ遣いしないでほしい。歩けない私は切に切に願います。

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