題字「星」325

「今日学校で鏡に写して私の顔を描いたの。そこへ校長先生が来てやー上手に描けたネーすばらしいと誉めてくれたの。すごくうれしかったョ。その後すごく悲しくなったの。とっても似ている。そっくりだョって言ったの。」
夕焼空の下で今日子供たちから聞いた無邪気な話しを散歩仲間のお年寄りに話しながら車椅子を走らせる私です。「いいですね−太田さん子供さんとお付き合いが合って」お年よりは羨ましそうに異口同音におっしゃいます。もはや私も障害者+老人で、寂しさの二重奏。でも子供が声をかけてくれるだけ、幸せと思います。お年よりは子供との友好を望んでいますが、現実に子供たちが遊びにくる夢の老人ホームがあることを知ってうれしく思いました。「名古屋の近くに・・・」
ホームの中庭にフィールドアスレチックがあり、子供たちが汗まみれで遊びほうけ、総檜の贅沢なホームの風呂に飛び込んでくる子、一緒にお茶を飲む子、肩をもむ子・・・
すばらしい情景は、私の理想の老人ホームでした。

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