題字「星」358

「もうとても がんばっている 父さんに がんばってねと どうして言える」

この句の新鮮な素直な言葉がグンと胸を打ち、私はふるえて涙ぐみました。
作者は同じ町内に住む15才の可憐な娘さんです。

私をふくめ、企業戦士の多くのお父さん達が、春風があとおしする応援歌として、「県の句会で金賞を受賞した由」やさしさいっぱいの、この句を賞賛し、称えたことと推察します。

作者の父は単身赴任でめったに家に帰れない由、又、15才といえば父親を嫌うお年頃ともいえます。この2つの事柄で尚胸打たれます。

児童画と並び、子どもの詩や句は感動のるつぼです。私は多くの詩や句を宝物として記憶し続けてきました。

赤トンボ とぶよ明日が くる方へ
風がふき 水につまづく あめん坊 等々
どうか、この感受性を忘れず成長して下さいと、祈ります。

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